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ワンランク上の自由な音を鳴らす Jurassic Boys - "CITY"



先週の2月16日にリリースされたJurassic Boysの初スタジオ音源『CITY』のMVをたくさんの人に聴いてほしい。
Jurassic BoysはEMPTY PAGEのVo.&Gtだった大中龍承氏がMONO NO AWAREでも活動する柳沢豊氏と新たに立ち上げた3ピースバンドだ。empty pageではEPをリリース後にFLAKE RECORDSのイベントで大阪にも来たり、僕のイベントにも出てもらったけど、その後はいろいろな事情で思うようにリリースやライブ活動ができず、バンド自体も活動できなくなったらしい。あの日、ライブで演奏してくれた数々の名曲が世に出なかったのは非常に悔やまれるが、今はこのJurassic Boysで本格的に活動をしてる。



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特に8月からは「自分たちで気軽に音楽を楽しめる遊び場を作ろう!」ってインディペンデントな姿勢で、仲間たちと自主イベント"X-FARM"を下北沢で月イチ開催してて、すでに今月で6回目を迎え、会を重ねるごとに盛況になっているようだ。
今回のMVはシーンのほぼ全編に渡ってイベント"X-FARM"での風景になっていて、なにより龍承氏が非常に幸せそうに演奏し、または恍惚な表情でCHILってる姿を見ると、empty pageの時代には見いだせなかった自分の立ち位置を見つけたんだなと思わざるをえない。ここからがスタートだ。
この『CITY』は「帰るべき場所(仲間)があり、だからこそまたそこから旅立っていく」、現代の"僕らが旅に出る理由"とも勝手に思ってしまう、または"フーテンのあいつが帰ってくる"的なポジティヴな心象風景を、相変わらずセクシャルで艶やかな声で歌い上げている。さらにこれを助長するように清々しくもダイナミックなギターサウンドがまた良い。まさにMVで龍承氏が着るTシャツのPAVEMENTみたいに自由な音だ。
Jurassic Boysは引続き順調な活動で、3月、4月は関東で今一番アツいインディーロックイベント言われてる『PUNCH』に連続出演する。彼らの自由な音を体験したいヤツは是非この『PUNCH』か『x-FARM』へ行け!

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