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センスの良いインディロックバンドの情報と旅先の情報を発信

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BEATLES STREETに行ってきた

4月中頃、BEATLES STREETに行ってきた。
知る人ぞ知る、ビートルズコピーバンドの名物フェスだ。

たまたま南港ATCを散歩していてポスターを見つけ、初参加したのが前回10月。
梅田のビートルズバーなら1万円くらいぼったくられるビートルズのライブ(コピー)がタダで見れるとあってビールを持って楽しみに駆けつけた。
そしたらなんと司会のおじさん(骨董詐欺師風)が「今回で最終回です!」と言うのではないか。えー!せっかく出会えたのに!と残念であったが、フェス自体は相当楽しく、文字通りビートルズバンドの応酬。1バンド25分、転換5分。しかもステージは2つ。だからイベント自体は昼過ぎから19時くらいまでなんだけど、20バンドくらいが演奏する超ハイペース。
しかもすべてビートルズを演奏するんだから。当たり前だけど全部知ってる曲。
さらに言えばコピーバンドの人たちは盛り上がる曲をやりたいもんだから曲がかぶりまくる。それもなぜか『ミスターポストマン』ばかり。
そんなもんだから当然ビールを進んでしまい、1バンドで1本とかビール飲んでたら大変なことになり、15時くらいに「I AM THE WALRUS 」(かなりOASIS寄りのアレンジ)で大満足して帰宅した。楽しかったのに、あー終わっちゃうのかーって思ってたら2ヶ月後くらいに「復活します!」と告知があった。よかったー!

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ということで行ってきた。
どうやら今回から参加バンドが主催しているらしく、ステージはなくなり、平場でやることになった。音響は若干チープになったけど、それはどうでもいいのだ。
とにかく例のハイペースでビートルズを浴びれさえすればいいのだから。

このイベントに出ているバンドは普段、ライブハウスのコピーバンドイベントに出てるバンド、ブリティッシュパブに出てるバンド、街のお祭りに出るバンドなどいろいろだ。
そんな関西中にあるビートルズコピーバンドが集まるのである。
題材がビートルズということもあってか、出演者も観客も60代くらいの方が多い。
コピーバンドであるため、当たり前だが「趣味でやってます」という緩やかで平和的な雰囲気だ。手には輸入ビール。サイパン旅行のお土産Tシャツをさらりと着こなしてドラムを叩く人なんかもいる。金も時間もある団塊世代の余裕というのか。
一つ一つがなんというバンドか知る由もないが、今回も期待どおり楽しめたのは言うまでもない。15時くらいまでに立て続けに6バンドくらい見て「もうビートルズはお腹いっぱいだ」と帰路についた。

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クアラルンプール『LIVE FACT』:紳士的なインディロック ライブハウス

クアラルンプールではロックが熱いのか?

先月の連休にクアラルンプールに行った。


クアラルンプールではスリムジーンズにバンダナを巻き、70sパンクやグランジバンドのTシャツを着るようなスタイリッシュなロックファッションの人をよく見かけた。

STROKESの『Is This It』がヒットした頃の日本で流行ったようなファッション。自分が見た範囲でしかないが、他の南アジア、東南アジアの国に比べて多いと思った。
実際、ロック系のライブハウスの数も、ちょっと調べてみると5、6件ある。これは、例えば台湾、香港なんかよりも全然多い。(5、60件もある大阪は異常かもしれない)

ちょうどワールドカップの時期だたったが、かなりたくさんの人がレストランのオープン席に設置されたテレビで夜遅くまでサッカーを見ていた。夜になっても気温は30度以上。マレーシア代表は出てないにも関わらず、みんな熱心に観戦していた。

もともと英国統治時代の過去があり、英国文化を愛する風潮があるのだろうか。

マレーシアなら大丈夫?

実は日本でもそうなんだけど、海外でライブハウスに入るのは非常に緊張する。
もし、思い切ってバッと入ってみて往年の難波ベアーズみたいなところだったら?

僕が初めて行ったベアーズは客が3人しかいないのに、その中の1人(格好も不審)が一番前でウィスキーをラッパ飲みしていて、演奏が始まったらそのボトルを床に叩きつけ、「ウォラー!!」みたいな雄たけびを上げて、あげく一緒に来た人と取っ組み合いのケンカになったのだ。そういうのが海外であったらもう危険でしょう。
でもマレーシアは大丈夫。宗教上の理由でほとんどの人がアルコールを飲まないのだ。それにも大人しくて礼儀正しい人が多い。僕みたいな小心者でも安心してライブハウスに行けるのだ。

紳士的なインディロック ライブハウス『LIVE FACT』

数あるライブハウスの中から、この日ちょうどイベントをやってるのをwebで見つけた『LIVE FACT』に行ってみることにした。
これがそのフライヤー。

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↓こんなバンドが出る。どれもクオリティ高そう。

●THE Fridays

●Fox Wanna Fly

●ISLANDS


まずKLsentral駅からMRTに乗ってSurian駅へ。

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ガイドブックにも載ってないローカル地区。レスTランや商業ビルが多く、
大阪でいえば江坂みたいなところか。
しかしながら駅を降りると動物園でしか聞いたことのない南方系の鳥やら獣の鳴き声がいたるところから聞こえる(夜なので声の主は確認できない)。オープン席で鍋をつついたりしながらテレビでサッカーを観ている住人のテーブルの間を通り抜けたりして歩くこと15分。
しかし、GOOGLE MAPどおり目的地に着いたつもりがライブハウスらしき看板は出ていない。アレ?
GOOGLE MAPを信じてはいけないことは知っているが、情報が少なすぎる。とにかくそこら周辺を探しまくったり、間違えて韓国料理屋に入ったり10分ほど苦戦し、雑居ビルの中でようやく発見!ヤッタ!

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目印はこの看板?額縁?こんなんわからんでしょ!隠れ家すぎる!IMG_4549
階段を上っていくと壁にフライヤーベタベタ。日本のライブハウスと一緒。MONOとかあるし。あーライブハウスに来たんだな!って光景が現れて安心。

3Fにフロアへの入口らしき扉があって入ると、きれいで真新しいハコが。
START10分前のはずなのに、なぜか人が5人くらいしかいない。おそらく演者と店員。
とりあえず、カウンターに行って「エントランス・フィー払うよ」みたいなことを伝えて、
お金を突き出すと、「なんだこの日本人は。なんでここがわかったんだ・・」みたいな怪訝な感じで応じてくれた。
チケットの半券をもらって横を見ると、ビールが置いてあった!
タイガービールとハイネケン。しかもコンビニで買うより安い200円だ(コンビニは500円くらい)。「これ(タイガービール)2本ちょうだい」と伝えビール入手。
おそらく飲む人はほとんどいないのであろう。他の人はみんなヤクルトみたいなのやコーラを飲んだりしていた。

フロアはキャパ200人くらい。関西で言えばヘラバラウンジに似ている。
ステージのすぐ横でPA席があるが、不思議なのはビルの3階なのに防音材みたいのが一切見当たらない。それどころか上に窓がついてるし。これ防音は大丈夫なのだろうか?
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壁にはフレーミングリップスとかソニックユースのポスターが飾ってある。
オルタナが好き?

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椅子に座って10分ほど待っていたら、定刻どおり1バンド目が準備を始めた。
フロアには相変わらずお客さんはほとんどいなくて、共演者が集まった感じ。
ISLANDSか?音源ではあまり期待してなかったけど、ライブでカッコよさが倍増するタイプか。
演奏を始めると、音源以上の再現度合い。かなりかっこいいシューゲイザーバンドだった。
歌詞もMCもかなりネイティブな英語。これがイギリスから来たバンドと言われてもおそらく疑わない。楽曲のレベルも高かった。
この後2バンド見たけど結局このバンドが一番よかった。
しかもあんなところにPAがあるのに外音がちょうどよくってビールが美味しい。

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2バンド目は『FOX WANNA FLY』。
ギターの音は良かったんだけど、VINESみたいのが好きです。というかほとんどVINESのコピーみたいな楽曲だった。
しかも演奏が合っていないっていう。音源はエンジニアがかなり盛ったか。
そういうバンドがあっても愛嬌があってビールは美味しい。IMG_4554

3バンド目は『The Fridays』急に客が多くなった。
事前に見てたライブ映像だとフロントマンの大男が緊張してるように見えたけど、この日はかなりやり慣れたパフォーマンス(かなり動き回る)で盛り上げていた。それなりにベテランのバンドなのかもしれない。フロアはコール&レスポンスで盛り上がってるが、誰もアルコールを飲んでなくってまるで運動会のような超健全な風景だ。
それをビール飲みながら見てるって、これもいい塩梅だ。

すごく楽しかったんだけど、いつの間にか10時過ぎてて慌てて店を出る。

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ビルを出ると背後からガンガンな騒音が!さっきいたところから完全に音が漏れてる!
これは近所迷惑。また来たいんだけどそれまでの残ってないかも。


Newdums@神戸の超ローカルサーキットイベント『潮騒シーサイド』

先週、神戸の元町駅あたりを歩いていたら、モトコー(元町駅付近の高架下商店街。シャッターの隙間で個性的な店舗が並び、関西随一の不思議スポットとして有名)でサーキットイベントが開かれるというフライヤーを見つけた。
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いろいろ調べると、この『潮騒シーサイド』というイベントはモトコーのパコパカというBarが主催し、10回目の今回、"最初で最後の"サーキットイベントを開催するというものだった。
どうやらJRから(?)モトコーへ店舗の立ち退き命令があるらしく、それが理由か、今回が最後になるらしかった。
それから情報を追ったが、専用FaceBookも第7回の告知で止まっており、このフライヤー以外の情報は特に見つからず。前日になってやっとTIME TABLE を探し出すことができた。
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しかしながら、このTIME TABLEと共通パスが¥500という情報以外は何もわからず。どうやってチケットを買えばいいのか。店の地図はどうなってるのか。よくわからない。イヤ、自分はどうやら巷の便利なイベントの類に慣らされてしまったようんだ。要するに自分で考えるようにということだろう。そうこなくては。謎がある分胸が高鳴り、いざ夜の元町へ!

モトコーに行く前に腹ごしらえ。元町ではココ。WINSとなりの広東料理の店、四香園に立ち寄る。ここは安くて、おいしくて、店内も静かで居心地がよい。
純中国風のレイアウトの中に『女性セブン』が置いてあるミスマッチ感も何とも言えない。
ここで麻婆丼定食を食べる。粗めの刻みニンニクが存分に紛れ、オリジナリティが利いてうまい。
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腹も満たされたし、いざモトコーへ。
中華の名店『淡水』からはじまるモトコー1から順に歩いていくと、レコードが雑に積まれたレコードショップなど、名物店が連なり、だんだんとシャッターが目立ってくる。
そしてメイン会場になるモトコー3へ。

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ライブ会場になる『OJB』付近には5人くらいの人が溜まっていた。本当にここなのか?共通パスなるものを買う方法がよくわからない。とりあえず主催の店であるオトトバに行ってみると、
オープンになってる店先で常連ぽい人たちが呑んでるだけで、イベントが開催されてるのか全く不明。サワーを呑んでた、客なのか店員なのかわからない方にここでチケットを買えることを教えてもらい、カウンターで500円を払い、無事リストバンドを受け取った。

とりあえずは安心し、pool$ideというシンセポップ系のアーティストを見に、『Louie Louie』という店に入ってみるが、そこはカウンターの立ち席だけのハンバーガー屋で、中にはハンバーグが焼けるいい匂いがするだけ。もしかして昔の御園ビルのライブハウスみたいにカウンターの中でやるのでは?と待っていたが、開始時間になっても、相変わらず店員さんがハンバーグを焼ているだけで一向にライブが始る気配がない。
よくわからないという体で店外に出てみると、すぐ近くの会場『OJB』から音が漏れていて、ここは始まってるようなので中に入ってみると、M1C OBBA とうラップアーティストがライブを繰り広げていた。
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OJBは相当狭い!バンドが入ればめいっぱいのちょっと狭めのリハスタといったくらい
。20人も入れるかってキャパだ。その狭い空間でOBBA氏は転げまわっていた。ラップはかせきさいだぁを思わせる曲(同じようなフレーズも出てくる)でなかなか楽しめた。

とりあえずはライブが見れたことに安心し、他の会場も見てみようと散策。
すぐ近くのレコードショップはカウンターの中でDJプレイ中。店先で気軽に楽しむことができる。
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モトコー3を後にし、次の会場のモトコー5まで来た。
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『この箱の中10円』とかっていう味のあるリサイクルショップ屋
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その先の音楽酒場パコカパもイベント会場。ここは弾き語りライブをしてた。
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再びモトコー3の会場に戻り、さきほどライブスペースが謎だった『Louie Louie』にもう一度は行ってみると、店の奥にひっそりとハシゴがあり、何人かがそれをつたって登っていくのが見えたのでそれについていってみることに・・・。
なんと2階は6畳間程度のライブスペースになっていた!ちょうどMONKEY IN THE GROOVEがドリーミーにプレイ中。10人も入ればいっぱいなんだけど、なかなか良いスペース。
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一通り楽しんだ後、再びOBJへ。本日楽しみにしていたnewdumsを見に行く。
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ソロアーティストのライブもよかったんだけど、やっぱバンドは見応えある。
というよりNewdumsのライブが思ってたよりも相当よかった!
サンクラでの印象は正直エッジが足りないと思ってたけど、実際は全然迫力があって。Fratellisを思わせるポップ感とかギターロック感があった。若い頃のビルゲイツみたいなナード的ハンサムなドラマーのプレイも絶妙で、フロントマンとして十分存在感のあるボーカルのハスキーボイスとのコーラスが秀逸だった。

Youtubeにはこれしか映像がなくって。

結構前からやってる神戸のバンドみたい。ここ1、2年はちゃんとバンドがチェックできてなかったかな。あー、見逃してた。
ひととおりライブを見て外に出ると、さっきのレコードショップのカウンターでライブが始っててレゲエボーカルの人が「オレはモトコーを愛してる」みたいな曲を披露してた。まだまだ楽しそうで、最近では珍しく、残って見ていきたい気持ちがあったけど、大阪からの遠征の立場ではここまで。

いろんなバンドが見れるし、入ったことないお店もどんどん入れるからサーキットイベントは楽しい。うちの近くの商店街とかでも、だんじりとか盆踊り並みにこういうローカルなイベントをどんどんやってくれればいいなと思う。

TJ

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非公開
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since 2008.

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