思ってたより10倍良かった!
めちゃめちゃかっこよかったし、泣ける場面もあった。かなりの傑作だった!
TEENGENERATEがどういうバンドなのかというのをちゃんと掘り下げてくれてるし、しかもバンドのファンだけしか楽しめないマニアックな内容じゃなくって、いろいろな伏線はちゃんと回収してくれる。シナリオもちゃんとしてて映画としてもかなり観れる内容だった。
バンドの歴史について丁寧に追い過ぎてるところがあって、中盤は若干散漫するけど、そこも含めてしっかりまとめてくれる作りになってる。
こういう伝説として語られ過ぎたインディバンドの映画って結構難しいと思うんだけど、バンドの本質は解明しつつも夢はちゃんと残してくれる絶妙なバランスだった。
前半の30分くらいは再結成ライブと、ギターウルフのセイジからノーマンブレイクまでこのバンド凄いって絶賛コメントと、プライベート的なOFFショット映像が同時進行する。
「あー、このバンドもたいして客入らない小さい世界でベテラン大物気取りの残念なバンドなのか」と、よくあるアンダーグラウンドガレージバンドと同じなのかと、一瞬気持ちが離れてしまったけど、まったくそういうバンドではないこと。なぜそんだけいろいろな人にリスペクトされるのか、というのが徐々に解明されていき、その3つの方向性はしっかり1本に繋がる。
最後の30分はその理由のひとつづつがしっかり本人の口から明確に語られる。インディバンドとしてどうあるべきか?彼らとしての立ち位置から語られる言葉は、納得のいくものだったし、すべてのインディロックファン必見だと思う。
スクリーンで観れるライブ映像ももちろん超かっこよかった!
初めてTEENGENERATEのCDを聴いた時の高揚を再び味わえた。
粉々になるまで走り抜けるバンドは大好きだ!
最高だ。あと5回くらい観たい。
TJ
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