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13ch@磔磔




日曜は13chを観に京都の磔磔に行ってきた。

この日は京都のTシャツショップの周年記念イベント。
19時過ぎ、磔磔に入るとフロアにテーブルが出ていて、お客さんは瓶ビール飲んで楽しんでて良い塩梅。京都はこういったレトロ雰囲気のライブハウスが多くって楽しい。

フロアでセッティング中の13chは全員が揃いの黒いシャツで堂々と並んでいる。
そして1曲目からBLACK LABEL MOTORCYCLE CLUBを思わせるようなスライドギターが爽快なロックナンバー!
そして彼らの代表曲でありダンスビートの「ピンボールヘイヘイ」の後はギターの絡みが高揚感を煽ってくれる「いびつな嘘」。

実はこれまでライブを見た事なく、DEMO曲で判断してUK ROCK NITEの出演をお願いした訳で、「ライブはどんな感じだろう」って若干不安もあったけど、1曲目のイントロくらいでその不安はまったく解消されて、3曲を聴いた時点で「出演を快諾してもらえて本当に良かった!」という再会の奇跡に感謝したものだった。

彼らは全曲が日本語歌詞のストレートなロックバンドだ。そこまで特異なアクションを持っている訳ではない。
でもギター同士やベースのアンサンブルだったり、ギターのリフだったり、コーラスワークだったり。彼らが好むロックバンドを引用しながらも、彼らのオリジナリティを通したフックが随所についていて、聞く人を引き込ませる。ある意味曲に関して堅実だ。
だから素直に見ることができる。
フロアに居た多くのお客さんも彼らの演奏に聞き入っていたのが伝わってきた。

人を惹き付ける力は確実に持っている。
この日はもう一人のギターパートがいなかったという事だったが、フルメンバーだと
どうなるんだろう?と考えたら次に見れるのが楽しみでしかたない。


※前半3曲を編集したライブ録音です。期間限定。かなり良い音で録れた!さすが磔磔!






4年前の梅田ハードレインにて、NINGENBOYS、BLONDnewHALFと共演した日がバンドをしてきた中で最高の日だ。
そして、そこで同じく共演したのが13chのボーカル&ギターの横山氏がかつて在籍していた「No.1 HIT JAM」というバンドだ。
バンド名はBrian jonestown Massacreの曲名から取っている。米国ではカルトのカリスマ的なバンドでありながら、日本では誰もが「名前は知ってるけど、どんなバンドかは・・・・」という存在であるこのバンドをリスペクトしている事がまず特異であったが、
それ以上に彼らは一切のドメスティックを排除し、ある意味極右的ともいえる洋楽志向であり、さらにエネルギーが爆発したようなモラトリアム的な演奏に心を打たれた。

13chはNo.1 HIT JAM時代と同等のエネルギーを持ちながらも、爆発する前にコントロールして、聞く人に着実に届けているようなバンドになっている印象がある。




まだまだこれから十分成長していけるバンドだと思うし、たくさんの人から支持をもらえるバンドだと思う。
何年かぶりに横山氏から連絡をいただき、13chに辿りつく事ができて本当に良かった。


4月29日@京都磔磔
『インディーズTシャツ通販モラトリム 2周年パーティ』
Jet Pepper Tower※
SEX+Y※
13ch(ジュウサンチャンネル) ★★★★★★
寺町レジロス※

TJ
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THIS IS THIS@para-dice




para-diceでTHIS IS THISを観てきた。

myspaceでDEMO曲を聴く感じだとNINみたいなインダストリアルコアとかパンク寄りの
かと思ったけど、実際ライブで見るとかなり演奏がしっかりしている。
FUGAZIみたなシリアス方面のポストハードコアバンド。


こういうジャンルはあまり詳しく無いので、あんまり解説に自信がないですが、
『凛として時雨』とかの日本のバンドを真似してるのではなくて(好きかもしれませんが)、
いろいろなルーツから独自のスタイルに組み上げてるというのが伝わってくるなかなかかっこいいバンドでした。
ちょっとこの辺のジャンルは研究不足。もっと掘り下げてから再度見に行きたいと思います!


もうひとつ見たのが”ふつうのしあわせ”。
東京、大阪、京都のメンバーによる3ピースバンドなんだけど、
「え?あぶらだこ!」って思うくらいのテクニックで、全然知らなくて見たんだけどびっくりした!
本人たちは「影響を受けたのは
JSBach~想い出波止場まで」って書いてて、想い出波止場なるほどね、と思わせる変則ビートの連続!ボーカルはトランペットで間奏を入れたり、かといってアングラにはならずにメロディはあくまでキャッチャーで聴きやすい。素直に楽しめる。BATTLESみたい。

後半でメロディアスな曲もやってたけど、ドラムが終始旋律の違うコーラスを入れたり、やっぱり終始癖があって聞きごたえのある曲ばかりでうれしい。



この日はANYOというバンドのイベントで狭いpara-diceには人がいっぱい。
この2バンドで疲れてしまって帰りました。でも良いバンドが2つも見れて大満足。
もうひとつ楽しみにしてたミラーマンはまた今度。



4月28日(土)@para-dice
ANYO ※
ミラーマン ※
This Is This★★★★★
neonsign ※
ふつうのしあわせ
★★★★★

DeadEye Dick@club vijion





DeadEye Dickを観にビジョンへ。

Dead Eye Dickは元々THE SWALLOWというバンドをしていた一部のメンバーを中心に結成された新しいバンドです。

彼らは、ネット上で検索して全く出てこないバンドです。
ホームページ、ブログ、"myspace"、"bandcamp"、"twitter"、"Soundcloud"、"facebook"バンドの告知類が一切ない。
ネット活動が当たり前になった今においてのアンチテーゼであるかのようだし、逆に刺激的で、孤高で、魅力的に感じてしまいます。
バンドについて余計な情報を載せるのはできるだけ避けなければいけないと思うので、以下、どうしてもわかりにくい書き方です。

まずもって前身のTHE SWALLOWの頃とは明らかに別のバンドだった。
大きな方向性は変わっていないけど、それを表現する手段として別もの。
ライブで演奏される曲は若干荒々しくって、詰めきれてないところもあるけど、それ以上に自分たちが苦悩しながらも作り上げてるものをライブで表現しているというクリエイティブな熱がすごく伝わってきた。
"ライブ"とは良く言ったもので、本当に次々と繰りだされる音が予測困難で、緊張感に溢れていた。そしてその曲は漏れなく全てかっこいいです。

彼らは”ギターの大きい音”で喜んで自作の曲を作る人たちじゃ決してなくって、今のロックシーン、過去のロックシーンを良く研究して曲を組み立てる人たちだから、それをしてあんな曲を生み出したことを考えると、本当にエキサイトします。

ボクの個人的視点だけど、THE SWALLOWはバンドマンやライブハウスというより、どちらかというと洋楽ロックのクラブイベントや外国人に受けるバンドだった。
DeadEye Dickはそこがさらに強力な訴求力を持っていると思います。今の洋楽を聴き込んでる人にはすごく受けると思う。

次回5月30日のライブ(場所は同じくビジョン)では「曲もメンバーもガラっと変える」とのことで。「もったいねーよ!」と思う一方で彼らがどんなものを作るか本当に楽しみでもあります!

個人的にはライブもほとんどした事無いのにネット上で持ちあげられるバンドより、こういう悩みながらも前に進もうとする生々しいバンドが認められてほしいです。


4月23日(月)@club vijion
+motion ※
Heliolotus ※
Dead Eye Dick ★★★★★☆
yumemiru kimi ※
Qu ※
ワダアツシ(econoise )※
※・・観賞せず

TJ

プロフィール

HN:
TJ
性別:
非公開
自己紹介:
since 2008.

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