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boyfriend's dead@地下一階


日曜にNINGENCLUBが出演してたのは『MONUMENT』というイベントです。
SUNSUIで開催されたvol.1ではMOUMUSが出演。
今回のvol.2のメインはSISTER RAYのレコ発でした。




で、もうひとつ楽しみにしてたのがBOY FRIENDS DEAD。
前回のvol.1では復活記念の"プレライブ"ということで3曲くらいしか演奏しなかったけど、
この日は30分のフルライブ。

久しぶりにちゃんと見れて思ったのが、やっぱりこのバンドはやっぱ曲がすごくかっこいいです。

最近、00"以降のシューゲイザーリヴァイバルのバンドを追ったバンドが結構多いですが、やっぱイイとこ取りが過ぎるのが感じられるというか、何か物足りない。圧縮されてて、肝心なところが拾いきれてない感じがしてた。

でもBOYFRIENDS DEADの音は80年代~90年代初めを思わせるようなリアルタイムな音だったり、キャッチャーになり過ぎない曲の構成であったり、独特な間の取り方であったり。音の作り方だったり。リヴァイバル追いでは見つけられない魅力とディテールの深さがちゃんとあるんですよね。
特にこの日の最後に演奏した曲は如実にそれがあって、曲の盛り上げ方は今の”ディレクターズカット”バンドでは到底マネ出来ない領域の秀逸曲だっと思います。



ライブでも曲の素晴らしさはしっかりと表現されていました。
ただ、ちょっと爽やか過ぎるかな。
欲を言えば、普段のボビーさん(Vo&Gt)が見せるようなサイコっぽさというか、バンド名のとおりのデッド感(デッドケネディーズ、デッドボーイズ系)がもうちょっと見たかった。
3年前に見たboyfriend's deadは"ノイズの中に見える狂気"が渦巻いてた印象があって、それがちょっと薄かった気がします。
もうそんなことを狙ってなくって、ポップな方向性かもしれませんが、
次回の5/3のpara-dice公演は勝手に期待します。

最後のSISTER RAYまで居れませんでした。見たかったけど。
バンド間で1時間半のDJはちょっと長いです。。


4月22日(日)『MONUMENT』@地下一階
Sister Ray※
boyfriend's dead★★★★
NINGENCLUB★★★★★★★★
※・・観賞できず

TJ
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NINGENCLUB@地下一階






NINGENCLUB、4/22のライブよりライブ会場にて"Nobu Ohshima"デザインのバッヂを配布しています!

NINGENCLUBのお客さんでライブを観に来ていただいた方、『Ther's no other way~』or『TIME FOR ACTION』のアルバムを購入していただいた方はNINGENCLUBメンバーに申し出ていただければお渡しします。
是非手に入れてくださいね。

で日曜のライブの話。
NINGENCLUBは前半、「地下鉄」、「Comedian」、「ROOM GUITAR」、「SALINGER SONG」という疾走感のある曲で飛ばして、
後半は「新曲」、「Don't ever change」、「モノレール」というミドルテンポな曲から「TIME FOR ACTION」(久しぶり!)、「アノラックウェンズデイ」という疾走感のある曲に戻って終了。

絶賛発売中ということで、『TIME FOR ACTION』の収録曲が若干多めです。

あと披露する新曲が結構毎回違うくて、それを聴けるのも楽しみなんですが、この日の新曲はThe La'sライクというか、下北系というか、ど真ん中なギターロック曲。
ここまでの直球は意外に無いので、新鮮だった。

聞くところによると、もう新譜の曲はだいたい録り終わっているらしくて、あとは"ハード"をどうするか、という段階らしいです。どんなのが聴けるか楽しみです。

「1人で呑みに行った時でもハイボール5、6杯いっちゃうんですよね」
という東君のアウトローなこぼれ話が聞けた事も含めて行けて良かったライブです。







自主企画イベントも盛況だったようで。さらに熱量の高いライブを安定的に魅せてくれるバンドなってます。

TJ

6eyes@神戸ヘラバラウンジ


trespass presents “Style”vol.39
2012/04/14 土曜日
・folk enough (from 福岡)※
6eyes (from 名古屋)★★★★★★★☆
・nayuta★★☆
・trespass※

土曜はずっと見たかった6eyesを観にヘラバラウンジへ。

6eyesは名古屋を拠点に活動するポストパンクバンド。
結成は2002年というから、結構活動歴は長い。
2006年にはavexが編纂したインディーロックバンドのVA
『UNDER CONSTRUCTION? rock 'n' roll revival from Tokyo!!!』に もTHE Mirrazやveni vidi vicious、Quatrro、LILLIES AND REMAINSらとともに参加し、当時を時めく『STYLE BAND TOKYO』にもほぼレギュラーとして参加。同VAのツアーイベントでも”ベストライブアクト”として注目して、2000年代後半のインディーロックシー ンにおいて頭角を現す。
ただ、その頃は唄モノ曲の割合も多く、ポストパンクというよりもガレージロックバンドの印象も強かった。

それが年を追うごとにNO WAVEを意識した曲が増え、2011年になってサックスがメンバーに加わり、最新アルバムのFlushは完全にコード感の無い、ダンスチューンが大半を占めている。
PVでも見る事のできる『RADIO』は独特のアングラ感を持ちながらもキャッチャーさを実現している傑作だ。








ヘラバラウンジに着き、スタッフの方に出演時間を尋ねると、まだ時間がありそうだったので、前から気になってた近くの台湾料理屋『丸玉』へ。
カウンターに座ると、目の前に肉がぶら下がっててサイコな風景が、餃子はニンニクがビリビリ効いててすごくうまい。



一通り食事を済ませてヘラバラウンジに戻るとインストのnayutaが演奏中。
お客さんは後ろのカウンターの方までいっぱいだった。
nayutaが終わると次は6eyes。フロアは大勢のローカルバンドのファンと少数のインディーバンドファンが入れ替わる。
自分たちと同じ立ち位置で”友達みたいな”バンドを好む関西のシーンで、シリアスな世界を売りにする6eyesは受けにくい。全国的な評価との温度差は仕方がないのだ。

セッティングが終わって若干緊張の見えるメンバーたち。
そして一曲目が『RADIO』だ。

実際にライブを目にして、それはもう期待以上だった。
(すでに何年もやってきて、実力も知れ渡ってるバンドだから、改めて、ここで語る事はないかもしれないけど)

洗練され過ぎなくて、良い具合の泥臭さ。それでいて、古臭いわけでもなく、しっかり今の解釈でクールにブラッシュアップされた世界観がビンビン伝わってきた。

それに、生で見るととにかくサックスが効いてる。
James Chanceの如きパンクなフレーズもクールだし、クラブジャズのようにムーディーな世界観もあってこれもハマる。

2曲目の『CRYSTAL BOY』でボーカリストが客席に降りる。フロアで暴れるのではなくって、まるで街中で人通りをすり抜けるように降りる。客に語りかけるように歌うシャンソン歌手みたいだ。
そして再びフロアに上がるなり、クルリとまるでマイケルジャクソンのようなダンスを披露。
いろんなパフォーマンスを持っててまったく飽きない。
それに曲は常にノリの良いダンスチューンだから、素直に体が動いてしまう。
もうこの2曲でヤラれてしまって、終始いい塩梅で聴きいってしまった。





テンションの高い曲が続いた後に3rdアルバムに収録のREGGAE色の強い『WAADEE COWA NEAKER』。スローなテンポが心地良く、ここでもサックスが気持ちよく響く。
こういう緩急のあるライブ演出ができるのは彼らの実力である。

この日のヘラバラウンジではYOUTUBEで見るような”ステージ上にお客さんが乗って踊りだす”という光景が生まれなかったけど、場所が場所なら、というポテンシャルは十分に感じたし、「初めての場所で無駄な煽りはしない」という潔さにプロフェッショナルを感じた。
こんな完成度のライブなら何度でも見たい。

コーチュラでたっぷり1時間50分のライブをしたレディオヘッドより、ボクはこっちのほうが好きだ。





最近になって名古屋では良いバンドがたくさん出てきてる。
それは絶対高い音楽性を追求してきた6eyesの功績が絶対強いと思う。

6EYESが良すぎて、疲れきってしまい、Fork Enoughは欠席。


若干高めのチケット代で、結局1バンドしかちゃんと見なかったけど、
もうそれでも、好きなバンドがまた増えたことで十分満足な1日でした。


TJ

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TJ
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