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The Old Crow @ 扇町para-dice


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1曲目から圧倒された。
ギターロック調のPOPな展開から間奏で一転してプログレロックな展開を2分近くも挟むという。なんとも挑戦的な曲だった。
Vo,/GtのソロユニットAcidclankの曲「Cloudman」はノエルギャラガーのソロ曲を思わせるような今までと違うコード進行の曲だったし、全体的に曲のクオリティが上がってた。自分たちが好きなものをベースに、オリジルな部分を構築しようというフェーズに入ってきてる。


前はマンチェスター的なアプローチの曲が際立ってたけど、それぞれの曲のバランスが良くなってきたというか、ライブ全体として雰囲気が作り上げられるようになっていた。それはライブバンドとしてどうの、とかフィジカルな話じゃなくて、意識的にやろうとしてることがちゃんと機能している。
英詩であり、UK ROCK的なアプローチではあるけど、ではそこを起点に何ができるか?ロックとしてのオリジナリティとは何か?という課題に正面からチャレンジしてる姿勢がすごく感じとれた。
英国の一線で今注目されてる彼らと同年代のバンド、GIRL BANDだったり、Communionsは、さわりでは90年代的なアプローチでありながら、実はそれを超える底深さ持ってる。いわゆる、今世界中の音楽シーン(日本も含めて)で蔓延している90年代の幻影を消し去ろうとしている。
The Old Crowにもそういう可能性があるんじゃないかと思う。

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とはいうものの、最終曲「Daylight」を締めくくるフィードバックノイズはOASISの「columbia」とほぼ同一だったということに高揚感を隠しえず。

あと声が良い。もって生まれたロックンロールの声してる。



帰り際、キャッシャーをしてた安井さんに「やっぱOld Crowいいすね」と言い残し、para-diceを後にした。

TJ
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NOWEARMAN @ 堀江KNAVE


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アルバムリリースを経て、半年ぶりに大阪に帰ってきてくれたNOWEARMAN。
おそらく、そのリリースに関連して、あらゆる経験、修羅場をくぐりぬけていたであろう(というように感じた)。楽曲も音も、パフォーマンスも、しっかりと遠くへ届き、深く刺さるバンドに、明らかに大きく成長していた。

アルバム音源では、ミニマルに、静かに熱く燃えいてる印象があり、当然それだけでも満ち足りるものは持っている。でも、今日のライブではこの火種が見事に何度も爆発を繰り返してくれていた。その度に、見ているほうとしては十分過ぎるロックのカタルシスを浴びる。
アルバムで何かを感じた人は絶対にNOWEARMANのライブを観るべきだ。(逆に言えば、アルバムを聴いてからのライブで感じられるものもあるから、アルバムは絶対に聞いておくべき)

前半はアルバムのハイライト曲「YOUNG OLD MAN」でスタートし、MV公開の「STARS」(アレンジ違い)に吸い込まれるように展開していく。ほとんどが未発表の曲であったが、この2曲を支えるようであり、NOWEARMANであるべき大事な空気は外さない。まったく違和感が感じない見事なセットリストだ。
後半になるにつれて、Vo./Gtの長野さんのパフォーマンスがヒートアップ。バンドの一体感が急激に増していき、それでフロアに発散するエネルギーが強くなってくる。
それが極まってきたエンディング前で投下された新曲「THROUGH THE NIGHT」(?)。キャッチーでポジティブな内容で、すごくかっこいい大傑作曲だった。今作のアルバムを包む印象が"ミッドナイト”であるならこの曲からイメージされるのは"サンライズ"だ。NOWEARMANの次の展開を感じさせるヒントになるような曲だった。

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※セッティングを撮影中、フレームインしてくるNAHAVANDの宮内君。

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今日は本当に観れてよかった。最高だった。

少し立ち話しした情報で言えば、「次の作品の準備も着々と進めている」とのこと。
つい先日、KLAN AILEENとのスプリット盤(イベント限定)として公開している曲や、本日聴かせてくれた曲のような前作とまた違った顔を持つ曲が入るのであれば、ものすごく楽しみな内容であるんじゃないかと期待。


そして、なんと来月にもNOWEARMANは大阪に来てくれる。5月23日のBelong Magazine主催のイベント“Make It Scene Vol.1"@心斎橋CONPASS。
大きく成長し、変革をしようとしている。まさに走ってるバンド、NOWEARMANを絶対に観るべきでしょう!

TJ

The Foglands @ 北堀江club vijon


1月25日、旧メンバー構成のラストライブ。最終曲<Backward Pawn Blues>がクライマックのアンセムを起こした。http://ukrocknite.blog.shinobi.jp/gig%20---reports/?pageNo=2
そして、新体制メンバーとなっての1回目のライブとなった昨日の1曲目は<Backward Pawn Blues>であった。あの時、現場にいたものとして「あっ!」って思った。
あえて選曲し、改めて第2幕目を始めることを宣言しているようであった。同じ曲であるが、ステージから受ける印象は明らかに違っていた。メンバーが違うということだけではなく、それは音にも表れており、"POP"になったと感じた。これからいろいろなことを吸収し、広がっていけるような身軽さを感じた。根拠は無く、直観的ではあるんだけど。そう感じた。
あの時と同じ曲であることでその違いがわかりやすかった。「次へ行く」。冒頭から決意の1曲を強く印象づけていのだ。にくい演出してくれる。

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この日は東京のエレクトログループ「NACANO」のレコ発イベントのオープニングアクトと言う位置づけであったが、MV公開曲を中心としたセットでたっぷり30分の演奏だった。

相変わらず、ヤケドしそうな熱いパフォーマンス(Vo./Gt黒沢君の今までより男気30%増しのMCも含め)であり、最後の「Guernica」まで最高だった。
ふと、先日見たTHE CHARLATANSのステージと同じ水準での高揚感を得ていることに気付いた。
ポップになり、しかもこれだけ地に足がついたロックンロールのパフォーマンスが出来る日本のバンドを他に知らない。
お腹いっぱい。大満足で「再入場禁止」のclub Vijonの出口を出ていった。

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次回のThe Foglandsのライブは5月23日(土)のBELONG MAGAZINEのイベント"MAKE IT SCENE vol.1”。この日はNOWEARMANも出演するし、なかなか楽しい日になりそうだ。

TJ

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TJ
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