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センスの良いインディロックバンドの情報と旅先の情報を発信

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Fuxx FOREVER(The Foglands)@京都メトロ

The Foglands主催ではなく、この日までFoglandsのBass担当であった籠島君と、<その仲間たち>によるイベントだった。
この日の一番のテーマは籠島君のバンド脱退。さよならパーティだったと言ってもいい。
共演バンドも大注目のルーキーバンドたちと、京都を代表するイベントのDJが揃い、オープンからクローズまでお客さんはいっぱいだった。
メインエベンターのThe Foglandsの出番は1番目。"終わり"と"始まり"という2色のムードのなか、終始盛況で、最後の曲「Backward Pawn Blues」ではアンセムが起こった。


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ボクがThe Foglandsと初めて話したのは、約2年前のHOKAGEの楽屋だった。
当時のレビュー<2013年5月8日「The Foglands@心斎橋HOKAGE」>の中では「お客さんが深夜のコンビニほど」と書いているが、正直に告白すると2人しかいなかった。
入口の取り置きリストには「TJ」としかなかったから、純粋にお客さんとして入っていたのは、もしかしたらボクだけだったのかもしれない。事前にメールやりとりをしていたので、楽屋に行き、挨拶の旨を伝えると、4人は横並びに起立して挨拶してくれた。なんだか緊張してたのを覚えてる。
どうやって今後活動していこうか、ということを話してたうちに「シーンに入るにはどうしたらいいですか?」という質問を受け、「そんなもんないよ。自分で作るしかないよ」と返した。
いろいろなバンドを近くで見てきて感じてたことだった。この時の4人は「はあ・・」と腑に落ちてなかったけど。

よく言われる、音楽の<シーン>というのは<コミュニティ>のことだ。しごく個人的な繋がりであり、つまりは誰でも入れるようなものではないし、できてしまったコミュニティに後から入れるわけもない。でも、バンド1つでは立ち回りは厳しい。<シーン>の利点は随分あることは明白だ。結局は自分らで作っていくしかない。

それから、彼らはあらゆるところに出向き、出演し、いろいろな出会い、経験を経てきた。東京のレーベルから全国リリースをし、関西以外にもファンや仲間を作り、関西でも一部の有名イベントやライブハウスの顔役になった。
その出会いを作るための"特攻隊長"として立ち回っていたのが籠島君だ。
その中では割とつらいこともあったと聞いていたが、それでも彼は実績を積み重ね、バンドを成功に導きだした。
そして今回のイベントを作った<仲間たち>が、籠島君が作った紛れもない<シーン>だ。
たった2年で、本当にすごいものだ。よくやった。
シャンパンボトルを片手に、そこらの人たちに祝福をされながら、メトロのフロアを泣き腫らした顔で歩き回る籠島君の姿は、映画「シティ・オブ・ゴッド」のベネの送別会シーンみたいでかっこよかった。

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TJ
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Klan Aileen @ 難波Art Yard


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前にLIVE観た時からまだ5カ月しかたってないのに、また違うモードに入ってた。

"Astroride”のMVに見られるPOPで平穏さとはおおよそかけ離れた(というよりはその延長線上の)、クリストファーノーラン的解釈な"ダークナイト"な、不安の連鎖の世界感だ。

まるで5年くらい空けて見たような感覚。時間感覚を疑わざるをえず、クラクラした。この人たち、なんという進化のスピードだ。

7割が新曲かいまままでの曲のアレンジ違い。芯の部分、ベクトルは変わってないんだけど、側がその5カ月前のそれと全然違う。POPな曲からは完全に離れた。フィジカルで音を作る割合がグっと増して、よりソリッドに、よりシリアスになった。現場(ライブ)で表現するための曲が揃っていた。

基本は曲の全体像を支えながらも、時には前に出る。ドラミングで表現しきれるパフォーマンスの上限まで挑戦しているかのようなプレイを見せる竹山氏。
足元のエフェクターを巧みに踏み分けながらも淡々と演奏し、時には絶叫に近い声を上げる松山氏。2人は1つのバンドであり、それぞれが際立ったパフォーマーだ。
刷新されたメニューを持って、音響も照明も"最低限"の、真っ白な正方形で構成されたArt Yardの空間を次第に自分たちの音と緊張感で占拠していくKlan Aileenの姿がそこにあった。
本当に素晴らしかった。

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どんどん先に行く。観れる時に観ないでどうする?そういうバンドだ。

次週はOGRE YOU ASSHOLEのリリースツアーのサポートアクトらしい。
大きな会場で、たくさんの人に見てもらって、評価されてほしい。

TJ

NINGENCLUB@扇町para-dice

para-diceの新年一発目のイベントに行ってきた。

1バンド目のナードマグネットから最後のジャカランタンまで観客でpara-diceのフロアはいっぱい。大盛況のイベントだった。

ナードマグネットはパワーポップに振れてて、いい曲が揃ってるバンドになってた。観れてよかった。

NINGENCLUBはいつもよりも全体的にパワーがあるように思えた。厚みのあるライブだった。
やっぱ国松君の存在力のあるドラムが印象的だったのと、遼君と岸田君のハモリがかなりパワーアップしてて今まで何度も聴いてきた曲も新鮮だった。
今は目先の着眼点よりも、どう見せるか、どう聴かせるかせるかっていう時代だ。
音の面でのライブ感を増してきたってこのアプローチはすごく正解だと思う。

これで新曲も聴いてみたいし、今年もNINGENCLUBのライブたくさん見たい。

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TJ

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