前にLIVE観た時からまだ5カ月しかたってないのに、また違うモードに入ってた。
"Astroride”のMVに見られるPOPで平穏さとはおおよそかけ離れた(というよりはその延長線上の)、クリストファーノーラン的解釈な"ダークナイト"な、不安の連鎖の世界感だ。
まるで5年くらい空けて見たような感覚。時間感覚を疑わざるをえず、クラクラした。この人たち、なんという進化のスピードだ。
7割が新曲かいまままでの曲のアレンジ違い。芯の部分、ベクトルは変わってないんだけど、側がその5カ月前のそれと全然違う。POPな曲からは完全に離れた。フィジカルで音を作る割合がグっと増して、よりソリッドに、よりシリアスになった。現場(ライブ)で表現するための曲が揃っていた。
基本は曲の全体像を支えながらも、時には前に出る。ドラミングで表現しきれるパフォーマンスの上限まで挑戦しているかのようなプレイを見せる竹山氏。
足元のエフェクターを巧みに踏み分けながらも淡々と演奏し、時には絶叫に近い声を上げる松山氏。2人は1つのバンドであり、それぞれが際立ったパフォーマーだ。
刷新されたメニューを持って、音響も照明も"最低限"の、真っ白な正方形で構成されたArt Yardの空間を次第に自分たちの音と緊張感で占拠していくKlan Aileenの姿がそこにあった。
本当に素晴らしかった。
どんどん先に行く。観れる時に観ないでどうする?そういうバンドだ。
次週はOGRE YOU ASSHOLEのリリースツアーのサポートアクトらしい。
大きな会場で、たくさんの人に見てもらって、評価されてほしい。
TJ
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