カウンター UK ROCK NITE24|catch up|Super Real Rock Magazine 忍者ブログ

Super Real Rock Magazine

センスの良いインディロックバンドの情報と旅先の情報を発信

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

UK ROCK NITE24





UK ROCK NITE24が無事終わりました。

何が"無事"だったかというと、実はかなり詰め込んだタイムスケジュールになってて、
バンド間の転換時間が10分(普通は15分)に設定し、
撤収時間が決まっているため、絶対に押すことは許されない。
もし押してしまったら、「最後のLADYFLASHは別の日で」ということもあり得たのです。
でもそこは出演バンドのみなさんが協力してくれて、無事完遂できました。
本当にありがとう!

まあそれだけ急いだ(若干無理がある)スケジュールだったから、
ボクもDJしたりPAしたりで忙しくて大部分で何が起こってるかよく把握できないうちに過ぎていったんだけど、
その中でも全てのバンドが素晴らしいパフォーマンスをしてくれていたことはしっかりと脳裏に焼き付いています。

いつも出演しているライブハウスに比べて絶対的に条件が良くないのに、本当に全てが良いライブだった。なんせ照明もPAも無くって、マイク音量は限らてるんだから演奏するほうとしては大分やりずらいはずなのに、その悪条件でも良いライブを見せよう!というのがヒシヒシと伝わってきました。
だから見る側としたらそれが逆にドラマチックに感じてしまうところでもあって、やっぱり実力のあるバンドはちゃんとかっこいいというのを実感できた日でした。




トップバッターの13chはストレートに響いて純粋にかっこいい。全員が揃いのシャツを着ているのも良い。でもそれだけじゃなくて本当にロックが好きだと思わせるいろんなフックがあって、例えば何気に入るリードギターのリフであったり、ベースがリズムをうまく引っ張る曲があったり、ある曲のアウトロでなにげにELEPHANT STONEのキメを思わせるドラムが入ってたり、やっぱり見応えがある人たちですよ。
トップに持ってくるバンドってすごく重要で、こういう爽快感があってさらにちゃんと作り込んでる13chを選んで本当に良かった。



Nahavandは前回に続いて2回目なんですが、今回は音のバランスもばっちりで。完全にとり返してた。
セラーバーは返しが全くなくてほとんど音が取れなくって、しかもサンプラー合わせて弾くとか大変。でもあそこまでタイミング合わせる事できるなんて本当に至難だと思うし、相当練習を積んできたんじゃないかと思う。着実にライブのテクニックを積んできてる。しかもそれだけじゃなくって、ライブのパフォーマンスも素晴らしかった。彼らの素晴らしいところは本当に堂々と演奏して歌うところ。そういうところに見る人は心を打たれる。彼ら以外のバンドを観に来た人たちも何らかの感情を揺すぶられたはずだ。



monochrome chocolate(以下モノチョコ)は実はずっとUKROCKNITEに出てほしかったバンドだ。ベースのハッピーはMCで「TJとは長いから」と言ってくれたけど、もう3年くらい前(スケフラッシュの家のブリットポップパーティ以来)からずっと出てほしかった。ありがたい事に「ボクら出ますよ」とは言ってくれてたんだけど、やっぱり特別なカッコよさを持ったバンドだと知ってたから逆に出演してもらうタイミングを躊躇してた。
今回出てもらったのは、このNo.24を構想している段階で「もうUKROCKNITEはこの後しばらく出来ないんじゃなか」とどこかで漠然に感じてしまった時期があって、じゃあ最後には出てもらいたいと思ってお願いをした。
セラバーで見るモノチョコは当たり前のように素晴らしかった。1曲目のリフから琴線にふれた。皮肉の効いた名調子のMC。いつものモノチョコのライブがここで展開される事に感極まった。最後の曲で吉久さんは高いジャンプをして奥のトイレに転がっていってしまった。




Vanilla Childrenの出演は今回の目玉だった。
ライブ出演を神戸バリットに絞り、腕を磨いてきて、さらにはワンマンライブを成功させたVanilla childrenを大阪に呼ぶ事ができた。ボクは彼らに出演してもらうために実に1年間何度ともバリットに行ったのだ。それが実っただけでも本当に嬉しい。
そうは言っておきながら、実は全国はおろか関西でもまだまだ無名なバンドだ。
でも実力は1級品だし、センスだって抜群に高い。それが実際に見た事ある人しか感じられないのだ。ちょっとしたトラブルはあったものの、彼らのタダものではない空気感は感じ撮ってもらえたはずだ。演奏を始めたとたんにあれだけの緊張感を出すのは凄い。是非また出演してほしい。
のちにベースの辻君に話を聞いたら「ボクら全然バリットにこだわってるわけじゃないですよ!」と言ってたのを付け加えておく。Vanilla childrenの名前が全国に知れ渡るのも遠い日じゃないはずだ。




ここでも散々「LADYFLASHは先行逃げ切り型」と書いてきたが、そんなこと無い。
まさかここまでトリに相応しいライブができるバンドだとは思わなかった。

びっくりした。良い意味で期待を裏切られた。
”ローファイおしゃれさん”の姿勢は一切排除されて、真正面からロックバンドとしてのカッコよさを追求する姿がそこにあった。
もうどんなバンドが来ようとも蹴散らす勢い。
1年前とはまったく別のバンドだ。バンドとしての完成度は格段に高い。
新メンバーのリアス式ギャラガーが加わった姿も初めて見れた。元々フロントマンとしてバンドを率いていた彼がリードギターに徹してバンドを支えてる姿が元ライド、現ビーディーアイのアンディベルを感じさせた。なのに”ギャラガー”と名乗ってるのも興味深い。間違いなく今までのLADYFLASHのライブで最高のライブだった!





当日の配布資料にも書いたが、UK ROCK NITEは”今かっこいいバンド”を集めたSHOWCASEライブだ。
今回出演してくれたバンドに一貫して言える事は「バンドとはカッコよくあるべき」というベクトルがしっかり向いてると言うこと。実力のあるかっこいいバンドは誰も無視できないし、本当に今だからこそ変化球は要らない。流行りを見つけたもん勝ちだったり、センスだけで注目を得られる時代は終わったと思う。もうセンスを持ってたりアンテナが立ってるのは当たり前で、現場でどれだけの力を魅せられるか。もうそれに尽きると思う。この日出演してくれたバンドは全てがこの理由で闘えてるバンドだ。
スタートから終了までセラーバーの中はその熱意で一杯だった。
だからもうすごく疲れました。



次回のUK ROCK NITEはたぶん10月か11月くらいだと思います。
場所はまたセラーバーです。
理由は大阪中のライブハウスでここのビールが一番うまいからです。

その間にもBRITISH PAVILIONとコラボレイトイベントをします。
場所はアメ村のクラッパー。
8月1日(水)、10月3日(水)です。こちらもお楽しみに!

TJ
PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

プロフィール

HN:
TJ
性別:
非公開
自己紹介:
since 2008.

センスの良いインディ・ロックバンドと旅先の情報を発信。
-----------------------------------------
BEST WORKS.

→MV Dir :https://www.youtube.com/...
→Article :
https://belongmedia.net/tag/tj/...
→SOUND ENG:
https://www.youtube.com/...

ブログ内検索