カウンター LADYFLASH in デスサファリ その2(伊藤さん編)|catch up|Super Real Rock Magazine 忍者ブログ

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LADYFLASH in デスサファリ その2(伊藤さん編)



「ところでさ、伊藤さんって会ったりしたことあるの?」
「いや、実はお顔も見た事が無くって・・・めちゃめちゃ不安なんですよ・・・」
「不安て言ったってさ。顔がわからなきゃどうやってあいさつするんだよ。でもさ、オープン前に一応は昼飯食いながらとかで打合せするんでしょ?」
「それが、オープンの30分くらい前に来るらしいです。」
「え!ちょっと!せめてどんな人か検索しとこうぜ!」
(iphoneを駆使して伊藤さんの情報を検索する)
「あれ?なんか講義中?の写真があったぞ。」
「あーー!なんか難しい顔されてますねー!怖い方なのかな?どうしましょう!」
「どうもこうもねえよ!」


これがデスサファリ前日のスタバの会話である。
(パルプフィクションのオープニングみたい?)
その後、2時間ほどiponeで伊藤さんの身辺情報を集め、トークの骨子は作った。
ということもあって、次の日のトークイベントは作家気分で本当に楽しみだった。

オープン30分前に地下一階に到着し、階段を下り、いつもの扉を開ける。
「!」
物販置き場に見知らぬ男性。その前にはSTONE ROSESの本が!
他ならぬ伊藤英嗣さんがもう物販に座っていらっしゃるのだ!
この緊張感!
「あ、本当に座ってる!」と思って距離を置いていたら、イベントにテンパったLADYFLASHから物販の店番を頼まれて AS SOON AS 伊藤さんの隣に座る事に!

ボクの頭の中では今まで音楽雑誌で感化された記憶が走馬灯のように蘇った。
ロッキンオンを初めて買ったのはもう15年も前。(結構遅い)
ライターを気にして読んでるのはつい最近ではあるけど、
思い起こせば、あのバンドも、あのバンドも、そしてあのバンドも、、
もう間違いなく伊藤さんのレビューなりインタビューなりを呼んでファンになったり、ならなかったり、CDを買って感動したり、しなかったりしてたのだ。
伊藤さんの文章を意識して読むようになったのはCookie scineが創刊されてからだ。
ポジティブで無邪気でそれでいて品がある。単行本もいくつか持ってるけど全てに言えるのはすごく文章構成のバランスのとれてるということ。起承転結の決め方が丁寧で、何度でも読める、面白くて深い文章なのだ。
よく考えてみたら、、例えばSTONE ROSESのCDを買って感動したとしても、それはどこかでライターさんの解説をなぞって感動した経緯があり、要するにボクはライターさんの文章で感動している訳だ。その張本人がすぐそこにいるのだ。

そうやって感動して硬直していると、
「こういう時っておつりこまるよね!ボクなんかちゃんと百円玉いっぱい用意してきたよ!」
と優しいお言葉。
それからいろんな話をした。
もう来週にはローゼスが来るよね!という話。
でも愛知県からだとライブとかフェスになかなか行けないということ。
the vaccinesは良いよね!っていう話。
「自分はこうなんですよ」っていう自慢ぽい話は一切しない。
相手の目線に立つのがすごく上手で、一つ一つをちゃんと説明してくれて、
親しみがありながら、ファンタジーで、まったく嫌味がなく、品がある。
本当に素晴らしい人だというのはすぐにわかった。
短い時間ではあったが恍惚の時間を味わった。
途中で話に加わったボビーさん(boy friends dead)も同じように恍惚の表情。
彼は93年に買ったという伊藤さんのレーベルから出たコンピ盤を持ってきていた。
20年越しのスタアに会ったと言う感覚だろうか。
ボクもボビーさんも幸せでいっぱいだった。

深い話もしたかった。でも目の前にいるのはあの伊藤英嗣さんであるという事実が
直前でストッパーをかけうまく話ができない。
本当にスターだと思ってる人に対してはそうなってしまうのだ。
その後のトークショーでたどたどしくなってしまうnicoFLASHにも頷ける事実。

でも、、本の感想はうまく伝えることができた。
「ありがとううれしいね」と言ってくれたことばは一生の宝物だ。

伊藤さんと話すことができてロックの第1線でやってる人ってこんなに素晴らしいのかって思った。希望が持てる日だった。





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