前回までのあらすじ-
2012年2月にTHE HORRORSの完璧すぎるステージを目撃し、あまりの感激で陶酔のあまり、ステージ衣装が類似している京都のガレージロックバンドDAVIS KELLER GROUPに対して"第2のTHE HORRORS"の幻想を本当に勝手に投影したサイキックTJは"マッドマックス2の世界観に最も近いライブハウス"として名をはせる戦国大統領にて3年ぶりのDAVIS KELLER GROUPのライブを目の当たりにした-
ライブハウスに入った時分に手にしたキリンラガーをチビチビ呑んで待ちわびた末にようやくDAVIS KELLER GROUPが登場。
1曲目はクラッシクロックな3コードの愚直なまでの60sガレージロックだった。Bauhouseを彷彿させるようなガチガチのゴシックパンクを妄想していたボクは面食らった。しかし2曲目、3曲目と進むにあたってボクが全くもって間違った妄想を勝手に抱いていただけであったということにようやく気づく。
彼らは結成以来(それこそ全身のTHE HOWLSから)まったくブレることなく大阪に脈々と受け継がれている
ガレージロックの継承者なのだ。だからこそ同じようなガレージロックを愛する人達に愛される理由は納得がいく。
「あーそうこうことだったのか」とようやく合点がいった時にはすでに中盤の4曲目に入っていた。邪念が取り払われた後で素直に観れたDAVIS~のライブは非常に素晴らしかった。
特に4曲目で見せたミドルテンポのバラード曲が実に見事。THE HOWLS時代を思い出させるリバプールサウンズの曲で、特にコーラスワークが本当に絶妙だった。5曲目も同じくミドルテンポの曲。この手の曲は彼らの得意なところではないだろうか?他の曲が前半が特に際立って見えた。
そして最後にキーボードをフューチャーさせたハイテンションながら泣きのメロディが散らばめられた曲でこれも最高。
というか実は後半のほうしか覚えていないのだ。勝手な思い込みで期待するのは良くない。本当に。
ついこの間もDARKNIGHT RISINGを上映初日に見に行って前作のDARKNIGHT以上の期待を持っていたため素直な良さが伝わらず、2回目に見に行ったらテンポの良さと映画としての完成度に大感動しっぱなしでパンフレットまで購入したばかりじゃないか。
結論から言ってDAVIS KELLER GROUPをもう一度観たい。
それから再度レポートします。
※戦国大統領1週間前のライブ映像。映像中2曲目は戦国大統領のラストの曲だった
TJ
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