金曜はThe cityを観に、ヘラバラウンジに行ってきた。
先月、初めてライブを観た記事はこちら。
http://ukrocknite.blog.shinobi.jp/gig%20---reports/%E6%BA%96%E5%82%99%E4%B8%AD
この時と出音の印象が比較にならないくらい違った。
どうなってんの!?シャングリラ!って感じだ。
ヘラバラウンジでのThe Cityの音はバッキバキでめちゃめちゃかっこよかった!
やっぱオルタナ、ガレージ、パンク系のバンドを連日演出してるからかな。
1曲目はなんとNew Order「Ceremony」のコピーから始まったのだ。
カバーではなくほとんど完全コピー。
でもこれにはちゃんと理由がある。(本人たちに聴いた訳ではないけどね)
いろんなバンドの手垢が付いて、ある意味死んだ"ポスト・パンク"じゃない。
その源流であるJoy Division~New Orderという"バンド"の延長線上から、「オレたちはここを起点にはじめる」というメッセージだ。
要するに、あえてオリジナル曲のネタバレを導入部で晒しておくことで、聴き手に対して、無駄な詮索はさせず、ある意味強引に、聴きどころ、勝負どころに焦点を当ててる。
実際、彼らのプレイはピーターフックみたいなベースフレーズや、バーナードサムナーみたいなギターリフ、スティーブン・モリスみたいなスネアの間が多用される。でもそれだけじゃない。ネタバレしても余裕なくらい、しっかりと練り上げてある。だからオリジナル曲が余計に引き立つ。SoundCloudに上がってる録音とはまったく別ものだった。
こんな戦略的なセットリストは初めてみた。しびれた。
ヘラバランジの外音とThe Cityの実力と戦略が交互作用して、完全勝利してたかなりのライブだった。
小さめのステージに立つ、The cityのたたずまいもよかった。
例えて言えば、Joy DivisionとThe Smithが好き過ぎて、結果的に"別の" Stone Rosesになってる。
ローゼズを目指してないんだけど、結果的にそういう雰囲気も手に入れてるのだ。
それでいて、UK ROCK バンドみたいな尖った、ナードな不良性も持ってる。
イギリスに居たらNMEが絶対ほっておかないよ!
おそらく関西の英詩バンドでトップクラス。
もう一度。かっこいい。絶対観たほうがいい。(外音がいいところで)
TJ
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