6月5日(水)club vijonつづき。
600円もする缶ビール(野外フェス並)を2杯飲みながら、次の目当てのバンドを待つことに。deadeye dickメンバーがかまってくれたので、退屈せずに済んだ。(ありがとう)
21時近くになると、バンダナを首にかけてサングラスをした集団がまるで
タイガー・ジェット・シンのように勇ましい様子でvijon入口から入ってくる。否、berserker children clubの面々だ。
SEで「ミスター・ロンリー」が流れ、
演奏が始まると、フロアは大音量のディストーションノイズが鳴りわたった。「本人たちはよく音を聞き分けられるな」と思えるくらいの大音量。
バンダナやサングラスのファッションはシンではなく、おそらく
wu LYFを意識していると思う。
音量や音色はかなりMY BLOODY VALENTINE寄り。リヴァーブを効かせたスネアの音。ギターの音なんかはサンプリングで使ってるかと思わせるくらい近い音だ。
ただメロディに関しては、マイブラのようなオールドスクールのUK ROCKではなくって、どちらかと言えば2、3年前に出てきてた西海岸系のシューゲイザー・ガレージ・バンド、例えばSurfer blood「Astro caost」に収録されてる曲みたいな、3コードベースなシンプルな曲が多い。
まず、こういうスタイルを"耳触りの悪い"音で表現しているのが素晴らしいし、シンプルとはいえど曲の構成や音色のバランスはしっかりしていた。
まだ曲やパフォーマンスは伸びていく部分を残していると思うが、ストリートミュージックに対するON TIME的なアプローチをしているバンドの類としては、一つ頭が出ている存在だと言って良いと思う。
berserker children clubの魅力はSOUND CLOUDを試聴しただけでは到底わからないと思う。ライブを見ないとわからないというバンドに出会うのは本当に幸福な瞬間だ。vijonに頑張って残ってて良かった。
★★★★
TJ
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