カウンター GIG REPORT|Super Real Rock Magazine 忍者ブログ

Super Real Rock Magazine

センスの良いインディロックバンドの情報と旅先の情報を発信

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

NINGENCLUB@扇町para-dice

para-diceの新年一発目のイベントに行ってきた。

1バンド目のナードマグネットから最後のジャカランタンまで観客でpara-diceのフロアはいっぱい。大盛況のイベントだった。

ナードマグネットはパワーポップに振れてて、いい曲が揃ってるバンドになってた。観れてよかった。

NINGENCLUBはいつもよりも全体的にパワーがあるように思えた。厚みのあるライブだった。
やっぱ国松君の存在力のあるドラムが印象的だったのと、遼君と岸田君のハモリがかなりパワーアップしてて今まで何度も聴いてきた曲も新鮮だった。
今は目先の着眼点よりも、どう見せるか、どう聴かせるかせるかっていう時代だ。
音の面でのライブ感を増してきたってこのアプローチはすごく正解だと思う。

これで新曲も聴いてみたいし、今年もNINGENCLUBのライブたくさん見たい。

P1045286

P1045287



TJ
PR

empty page/NAHAVAND/クリストファーロボ/The City/NINGENCLUB@扇町para-dice【UKROCKNITE26】

image
土曜はUKROCKNITE26でしたよ!
※準備のため金曜定例のカレーレポートは休みました

実は当日の様子を別の形で紹介したいという計画があるので・・
ここでは写真を交えつつサクっとレポート。
上の看板はpara-diceの監督、志村さんが作ってくれた看板。(NAHAVANDがNAHAVNDになってるのは後ほど修正済み)手作りなのに、なぜかフォントが前回とほぼ同じという職人技!こういうところも含めて、バンドに対して大阪で最も愛のあるライブハウスだと思う。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
1バンド目はThe City。
スタイリッシュな男4人組。ステージに立つだけでも絵になる。いつものように情熱的に歌うNew Orderの「ceremony」で始まる。いつものようにマイペースでライブを進め、除々にフロアを自分の音で満たしてた。この高揚感の炊き方がThe Cityの特徴だ。あまりにもロックを信じ過ぎてる姿。かっこいい。支持したい。
The Cityは12月にもライブがあります!詳しくは公式twitterで。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
NINGENCLUB。
6か月ぶり。ギャーン!って勢いがあってスピード感もあるすごいかっこいいライブだった!
今回は出順を真ん中に挟んだから、なんか他のバンドと闘ってるような姿のNINGENCLUBが観れて嬉しかった。「HELLO TO YOU」やってくれたのもうれしい。あとやっぱ国松君のドラムすげえなって思った。強烈だ。一発が重い。
NINGENCLUBは年明け1月4日にもpara-diceにてライブがあります!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
NAHAVAND。
バックトラックの迫力もありながら、ギターのバッキバキ感もちゃんと出てるっていう、なんとも完璧な出音にも支えられて、2人のパフォーマンスもかなり生き生きしてた!今までで一番のライブだった!
新譜に入ってる曲は、1人で聴く分には自分1人がNAHAVANDのプライベートな話を聴いてるような印象だったんだけど、これがライブでは、観客側全員と同時にコミニュケーションをとってるみたいになってて、また違う。こういう新たな発見もあった。

うまく写真とれなかったけど、ホームページのほうにYouTube動画があがってる。
どんだけすごいライブだったかこれを観ればわかるはず。これくらいのクオリティでいろんな人に観てほしいんだよな!


OLYMPUS DIGITAL CAMERA
東京から来てもらったEmpty page。
やっぱ最高だった!来てもらってよかった!音源に入ってる曲は全部歌えるよ!新曲もすごいかっこいい!
前観たCOMPASSは音がつぶれてたところあったけど、今回はちゃんと輪郭はっきりして聴けたから、余計に曲の良さが際立ってた。これは新しい音源を期待したいでしょ。また来てもらう!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
クリストファーロボ。
この日はキーボードが入ってのライブ(スケジュールがあった時だけ出演するらしい)。ということで音源と同じクオリティで 「この人たち何者ですか??」という音楽モンスター感が半端無かった。特に「新曲です」と言ってやった曲なんて"CITY POP”なんて軽々しく呼べないようなR&Bな曲だった。でも小沢健二とかが目指すようなところに実はすごく近い。全員22歳というのが信じられない。ボクはまだ55歳くらいだと思ってる。
このバンドは本当にいろんなところに知られる存在になってほしい。

この5バンドが今のロックシーンに発信したいバンドたち。
今回はポストパンク、ギターロック、ラップ、ガレージロック、AORと、割とジャンルがバラけたような形になっててあまり個人イベントっぽくなかったかもしれないけど、(だからしつこくタイムテーブルを発信したんですよ)全てのバンドがロックンロールバンドであるべき、かっこよさをちゃんと追求してる。ロックンロールはかっこいい。そうあるべき。どんな周り道されてもここには勝てない思う。これを忘れてはいけないと思う。

次はもう来年かな。またかっこいいバンドを集めてUKROCKNITEやります!

TJ

The City @ 京都METRO

The city のレポートに移る前に。
ここで度々とり上げていたにも関わらず、The cityのバンド名を間違えてた。
The City.と最後にピリオドをつけていたが、ピリオドはつかない。SoundCloudに登録する際にピリオドがついてしまったらしい。The City が正しい。
「なんかいまどき最後にピリオドとか、ここだけちょっとなあ・・」とか勝手に迷惑かけてたクセに思ってたんだけど、そうじゃないのだ!ごめんなさい。

The Cityを観に京都METROまで行った。
前回は神戸、前々回は大阪と。結果的に3都市追っかけている。それほど、このバンドは次も観たいと思わせてくれる。

METROはフロアに入ると週初めにも関わらず、30人ほどが入ってて結構人が多い。
京都のレーベルのオーナーがDJをしてて、プラスチックカップに入ったぬるそうなビールをちびちびやりながらぬるい曲をかけてた。「早く入りすぎたな」と狼狽しながらバーカウンターでコロナビールを受取る。600円のものまでドリンクチケットが使えるのがここの嬉しいところ。
クラブでもあるからそこらじゅうに座るところあるし、実は外音が良い。駅近だしね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

The Cityの1曲目はやはりNEW ORDERの「CEREMONY」カバーだった。
ポストパンク、ニューウェヴ系のバンドが出るイベントでこんな大ネタのカバーをやる。モッズバンドのイベントでTHE WHOの「NEW GENERATION」やるみたいなものだ。メタルのイベントでアイアンメイデンの「THE TROOPER」(これはセーフ?)をやるようなものだ。
ある意味「え?何?」っていう単なるハズしネタみたいにも思えるが、実はこれがThe Cityのライブにおける非常に重要な導入部になっている。
まずひとつ、これは2000年代のポストパンクリバイバルとの明確な線引きを示しているというバンドのスタンスについての解釈を前回はしたが、それに加えて発見したことで、
ほぼコピーに近いまでの「Ceremony」のその次の曲、オリジナル曲でもCeremonyのリズムを
引き継いでいる。そしてその次の曲もやはりまたリズムを引き継いでる。スコセッシなんかがやる前後のシーンのBGMを引き継がせる手法にも似ているし、つまりはヒップホップのDJの手法なのだ。
80年代ポストパンクに忠実で、割とオーソドックスな音楽性でありながら、レイヤー的に同じ80年代に隆盛したヒップホップの手法でオーバーラップさせてる。全体の骨格としてはハイブリッドな構成を見せている。これは新しい!
ライブ後に少し話をした時にウェス・アンダーソン映画の話をしたが、全体構成としてどうしようとしてるのか?というところでアイデアを出しているところなんかは共通点がある。
彼らは「フロアのお客さん盛り上がろう!」「フロアと一体化」みたいな"ザ・ロックバンド"なやり方とは全く違うところから聴き手にアプローチしている。
1曲、1曲はフックに欠けるような印象があるが、そういうものではないのだ。

そういった映画的構成からなるライブにおいて、約8割がインストで構成されてる「Afterglow」のギターの旋律は非常に美しい。SoundCloudでも聴くことができるが、もっとさらに長尺になライブヴァージョンは何も歌ってないのに、多くの事を語っているような気さえして感動が込み上げた。

「大阪でやってます("大阪から来ましたThe cityです。次回のライブは大阪のpara-diceというところのイベントに出演します。よかったら是非。次は最後の曲です"の略)」という極限にシンプルにしたMCも新しかった。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もう1個楽しみにしてたYOUR ROMANCEは演奏が非常にしっかりしていて、思ったよりもエネルギッシュなライブだった。初めての遠征という割にはこの時、フロアにはお客さんはいっぱいだったし、かなり人気だった。
楽曲はHOTEL MEXICOが出てきたばっかりの頃にやってたような事を、もっとエンターテイメント性をはっきりさせてわかりやすくしてたような感じだ。
でもそのわかりやすくしてるところが、既製品的に思えてしまい、逆に新鮮さを感じなくしてしまいがちだ。P-MODELみたいに日本語詞だったら、マイナーなものをわかりやすくする姿勢は捉えやすいんだけど。
WHITE ASHを東京のサマソニで観た時もおなじようなこと思ったけど、英詩でやってるし、だから何か意味があるだろうし、どこかエッジなところをやろうとしてる影が見えるからこそ、そういうところがよけいに気になってしまった。
HOTEL MEXICOやToro Y Moiが5年前に通過したことを今やる必要がよくわからなかった。

TJ

プロフィール

HN:
TJ
性別:
非公開
自己紹介:
since 2008.

センスの良いインディ・ロックバンドと旅先の情報を発信。
-----------------------------------------
BEST WORKS.

→MV Dir :https://www.youtube.com/...
→Article :
https://belongmedia.net/tag/tj/...
→SOUND ENG:
https://www.youtube.com/...

ブログ内検索