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6eyes@神戸ヘラバラウンジ


trespass presents “Style”vol.39

2012/04/14 土曜日

・folk enough (from 福岡)※

6eyes (from 名古屋)★★★★★★★☆

・nayuta★★☆

・trespass※




土曜は6eyesを観にヘラバラウンジに行きました。



もう、最高です!このバンド!










6eyesは名古屋を拠点に活動するポストパンクバンド。

2006年にはavexが編纂したインディーロックバンドのVA
『UNDER CONSTRUCTION? rock 'n' roll revival from Tokyo!!!』にもTHE Mirrazやveni vidi vicious、Quatrro、LILLIES AND REMAINSらとともに参加し、当時を時めく『STYLE BAND TOKYO』にもほぼレギュラーとして参加。同VAのツアーイベントでも”ベストライブアクト”として注目して、2000年代後半のインディーロックシーンにおいて頭角を現す。

関西ではなかなか見れないバンドなだけに、このイベントは嬉しかった。



そして、実際にライブを目にした感想でいえば、それはもう期待以上だった。

最初の2曲、『RADIO』と『CRYSTAL BOY』でヤラれてしまった。



(すでに何年もやってきて、実力も知れ渡ってるバンドだから、改めて、ここで語る事はないかもしれないけど)



洗練され過ぎなくて、良い具合の泥臭さ。それでいて、古臭いわけでもなく、しっかり今の解釈でクールにブラッシュアップされた世界観がビンビン伝わってきた。



そして、曲が良いのは事前に音源を聴くうえでも知っていたけれど、とにかく生で見るとサックスが効いてる。ジェイムスチャンスの如きパンクな曲もクールだし、クラブジャズのようにムーディーでメロディアスな曲もばっちりハマる。

ライブを通して緩急がドラマチックで、観ているほうは始終、曲に酔いながら自然に踊ってしまう。こんなに聞いていて、体が動いてしまっていい気分になるのがパンクバンドなんて、本当に最高である。








ただ正直言って、恐らく様子見のお客さんが多いためか、ヘラバラウンジのフロアはそこまで熱狂していなかった。6EYESも若干やりにくさは伝わってきたけど、、



YOUTUBEで見るような”ステージ上にお客さんが乗って踊りだす”という光景が生まれるポテンシャルは十分に感じたし、「様子見のお客さんに無駄なパフォーマンスはしない」という潔さにプロフェッショナルを感じた。

ボーカリストのマイケルジャクソンみたいなダンスもクールだったし、時折り聴きとれる歌詞もまたキャッチャーで良いのだ。

彼らのパフォーマンスは"距離感"が程良い。しっかり存在感は魅せるし、嫌味は全くない。初めての地方でここまでのパフォーマンスができるのは彼らの実力だと思う。



しかし、ここまで良いとは思わなかった。ヘラバラウンジにもかなりマッチしてた。



1時間50分もライブしたコーチュラのレディオヘッドよりボクはこっちのほうが好きだ。














6EYESが良すぎて、疲れきってしまい、Fork Enoughは欠席。



やはりこちらも前から気になってたヘラバラウンジ近所の中華料理屋『丸玉』へ。

店内に入るとカウンターに肉がぶら下がっていてかなりサイコな状況。

でも餃子はニンニクがかなり効いてて異色の旨さだった。

さすが神戸。中華料理屋の偏差値が高いのだ。


















TJ
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LADYFLASH vs BLONDnewHALF@難波ベアーズ


2012年4月7日(土)<難波ベアーズ25周年記念>
BLONDnewHALF/YOLZ IN THE SKY(荻原孝信、柴田健太郎)/
LADY FLASH/FRATENN(東京)



久しぶりに訪れた難波ベアーズは相変わらず、殺伐な空気が流れている。

スケジュールを見ても、ノイズ/ハードコアの日はほとんど無いはずなのに、
連日のようにノイズの殺し合いが行われているような殺伐感がある。

「なんか染みついてますよね・・・」

とコメントした吉久さん(monochrome chocolate)は早速自前のタッパーを空けてサータアンダンギーを顔見知りに配布。(めちゃめちゃうまい)
サータアンダンギーの甘さとベアーズの雰囲気のミスマッチの妙を味わいながら1番目のLADYFLASHの登場を待つ。


そう、この日はすでに大阪春の風物詩的なイベントとなった『BLONDnewHALF vs LADYFLASH』なのだ。
倒すか?倒されるか?
まるで長州vs藤波のように、毎回、関西のニューウェイヴパンクの名を賭けた熱い闘いが繰り広げられる好カードだ。
(過去のレポートはこちら

前回は松田優作の"オーメン騒動"でLADYFLASHの完敗。
その松田優作が「よくわからなくなった」という理由で脱退。

LADYFLASHは3月から心機一転。3人体制で活動している。
すでに行われた3回のライブではかなりの好評のようで、
CDの売れ行きも良く、追加注文も検討中。






そして、このメンバーでは見るのが初めてだった”3人FLASH”。
予想をはるかに超えるほどの素晴らしいライブだった。
なんというか、真正面から闘いに行ってる感じ。素直で正統派のかっこよさだ。
人数が少なくなった分、音の厚みは当然不足するけど、演奏や曲に対する誠実さで十二分にカバーできている。スタイルさえ決まっていれば足りない分はリスナーが補完する。むしろリスナーが補完できる余地が残っているほうが、バンドに対する親近感が沸く。


そして長い間見てきてるリスナーとしては、実はここ2年くらいのライブは錯綜が伝わってきていた。
でも、ようやくスタート地点に戻ってこれたのだ。

冒頭の新曲はこれからのLADYFLASHの方向性を期待させるようなオルタナティヴパン
クの傑作だ。久しぶりに聴いた”CANDYGIRL”も、いつも演奏している”I”も特別なものに聴こえた。
MCが告知のみというのも、緊張感が伝わって良かった!






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BLONDnewHALFは今月のライブ回数が7回。来月は10回もあるらしい。
関西だけでその回数。
家出ジョニーのBLOGでは体調不良で続いてるという事が書いているけど、
大丈夫だろうか?
しかし、そんな事を感じさせないくらいにライブはいつものように気合いが入っていた!

年に100本以上、常にこれだけの完成度でライブができるのも凄い。





6月には新譜をリリースする予定らしく、これまでライブで聴く事ができた曲が
音源の形で聴く事ができるのは本当に楽しみだ。


*******************************

続いて出てきたのが、あのYOLZ IN THE SKY!
、、、、だったのかあれは?

30分間ずっと同じパターンのドラムマシーンを鳴らしっぱなし。
メンバーの2人は体を揺らしている。ただそれだけだった。

ボクが期待してたようなエモーショナルなバンド演奏じゃなかった。
もしかしたら同じバンド名の別のバンドだったのか?

例えて言えば『ロッキー』を見に行ったのにガッツ石松主演の駄作『カンバック』だったような。スタイル変えるんだったら最初に出てくればよかったのに。
よくわからなかったなあ。







LADYFLASHとBLONDnewHALFの対決は引き分け!
やはりいつものように、この2バンドの熱演しか印象に無い。


その熱演を前に、ここぞとばかりに吉久さんと何度も近くのセブンイレブンにビールを買いに走ってしまい、そして本日は不調だ。
ベアーズは飲食物の持込みが自由なのだ!

TJ

UKROCKNITE23レポート vol.1

昨日は2年半ぶりのUK ROCK NITE。
CELLAR BARに入ってユニオンジャックの旗をnicoFLASHとNahavandの宮内君に
貼ってもらってる光景を見ると、「またやるのかァ」って、UK ROCK NITEを再開したことを
本格的に実感。
18:00になってmonochrome chocolateの吉久さんによるオープンのBGMが流れた瞬間から
CLOSEのBGMまで魔法にかかったようなあっという間の楽しい時間だった。






ZIPは前にハードレインで見た時よりも何倍も素晴らしいライブだった!曲も改めて聴いたら、
絶妙なマージービートリバイヴァルのアングルがヒシヒシと伝わってきた。
早く音源が聴きたいし、いろんなところで評価してもらいたい。






で、店内を大盛況にした大阪リバティーンズの熱演の後はOMEGABOY。
前日と同じように15分間のセット。この時間帯での出演がかなりハマってた!
こういうロックイベントはソロの、しかもエレクトロユニットって絶対トップにするんだけど、
それは絶対したくなかった。その狙いが見事的中!
UK ROCK NITEがかなりクラブイベントっぽくなった。
OMEGABOYの曲は90sテクノっぽい。初期のUNDERWORLDだったり、
ケミカルブラザーズだったり、ロッテルダムレコードだったりを思い出させる。
ニューウェイヴとかロックが持つポップ感をちゃんと持ってるという意味で
90sの感覚をフラッシュバックさせるのはたぶん彼が80sリヴァイバルにハマってた時期が
あったためだと思うし、これはもうある意味化学反応だ。



OMEGABOY @OSAKA THE CELLAR BAR[UKROCKNITE23] from MODERN records on Vimeo.






Nahavandは大阪初ライブ。
ドラムとベースが脱退してしまったため、代替でipadを使うというスタイル。

シーケンスデータがうまい事鳴らなくて、本人たちは納得いかなかった出来だったみたいだけど、
お客さんからの絶賛ぶりがすごかった!
シーケンスが歪んでしまった分、逆に「THEESE NEW PURITAINSみたいな」という意見で
好評だったり、失敗すら好評に変えるって、バンドの実力だと思う。これから経験積んだら
どんどん良くなってくしかない。やっぱりすごく期待できるバンドだ。
あとボーカルの宮内君は佇まいが有頂天のケラが若いころに似ててて、それがさらに羨ましい。




そしてトリはNINGENCLUB。
ベースの東君が出演できず、替わりにmonochrome chocolateのハッピーがベースを務めた。
4人がステージに並ぶと、”セラーでNINGENCLUB”という光景に再び感動が襲い、目頭が熱くなる。
と、感傷にひたってたら3曲目に聴いた事のない名曲が!
SOUND CLOUDにアップするので聴いてみてほしい!すごくかっこいい!
で、アンコールまでしてくれて当然最高のライブ!



<>

バンドもロケーションも吉久さんの選曲も最高。
多くのお客さんが遊びに来てくれたし、『TIME FOR ACTION』のCDも売れた。
いろんな人とも話ができた。
UK ROCK NITE史上でもベストだった日です。

こんなパーティーを続けていきたいという理想形だった。
ただ楽しいというだけじゃなくて、
出演してくれたバンドはみんな"特別な日"として捉えてくれて、
UK ROCK NITEはそれに応える事ができた。
各々が次へのステップアップに確実に繋がってくれてる。
「あの日はあんなライブができた。あんなライブを見た」という記憶が
深く刻まれるような日を作っていきたい。

遊びに来てくれた人たちは楽しんでくれてありがとう。



帰りはいつものようにnicoFLASHと一緒だった。
そういえば昨日はあの男が一番目立ってた!

ありがとう!

TJ

プロフィール

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TJ
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非公開
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since 2008.

センスの良いインディ・ロックバンドと旅先の情報を発信。
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