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THE Foglands @ 京都nano


nanoは相変わらず入口エントランスが学習塾みたいだった。
出演の3バンドとも楽しみで、最近のnanoブッキングが良くなってる。この日はチケットも¥1000。




The Foglands前回の記事
http://ukrocknite.blog.shinobi.jp/gig%20---reports/the%20foglands%20-%20%E5%BF%83%E6%96%8E%E6%A9%8Bhokage

先月見たばっかだったってこともあったので、実は同じライブをもう一度観るような軽い気持ちで行ったんだけど、Foglandsはこの数週間でステップアップしていた。
まず新しい条件でトライした新曲「Belle Époque」レコーディングがうまくいったということもあって、この日のライブはこの「Belle Époque」を中心にしたラインナップを組んでいた。1曲目から新しい曲(Led zeppelin「Good times,Bad times」みたいでかっこいい)を配し、そこからクライマックスの「Belle Époque」に向かって徐々に加速し、以前よりかなりドラマチックライブ全体を構成していた。
また、当の本人たちもかなり情熱的な演奏をしていて、特にリードギターの辻さんはリッチー・ブラックモアみたいな絶妙なメロのギターソロを弾いててギターが燃えそうだった。



nanoによるこの日のコピーは"同じくらいのキャリアのバンド"を集めたということだったが、楽曲にしても、パフォーマンスにしても、Foglandsが確実に抜きに出てると感じた。これでさらに客席フロアに対してオープンなライブができるようになれば、さらにもう1つ上のランクのバンドになれるかと思った。これから夏に向けていろいろ活動の計画も立ててる模様。
先が楽しみなバンドである。
★★★☆

TJ
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berserker childern club @ 北堀江club vijon

6月5日(水)club vijonつづき。
600円もする缶ビール(野外フェス並)を2杯飲みながら、次の目当てのバンドを待つことに。deadeye dickメンバーがかまってくれたので、退屈せずに済んだ。(ありがとう)
21時近くになると、バンダナを首にかけてサングラスをした集団がまるでタイガー・ジェット・シンのように勇ましい様子でvijon入口から入ってくる。否、berserker children clubの面々だ。

SEで「ミスター・ロンリー」が流れ、
演奏が始まると、フロアは大音量のディストーションノイズが鳴りわたった。「本人たちはよく音を聞き分けられるな」と思えるくらいの大音量。



バンダナやサングラスのファッションはシンではなく、おそらくwu LYFを意識していると思う。
音量や音色はかなりMY BLOODY VALENTINE寄り。リヴァーブを効かせたスネアの音。ギターの音なんかはサンプリングで使ってるかと思わせるくらい近い音だ。
ただメロディに関しては、マイブラのようなオールドスクールのUK ROCKではなくって、どちらかと言えば2、3年前に出てきてた西海岸系のシューゲイザー・ガレージ・バンド、例えばSurfer blood「Astro caost」に収録されてる曲みたいな、3コードベースなシンプルな曲が多い。

まず、こういうスタイルを"耳触りの悪い"音で表現しているのが素晴らしいし、シンプルとはいえど曲の構成や音色のバランスはしっかりしていた。
まだ曲やパフォーマンスは伸びていく部分を残していると思うが、ストリートミュージックに対するON TIME的なアプローチをしているバンドの類としては、一つ頭が出ている存在だと言って良いと思う。

berserker children clubの魅力はSOUND CLOUDを試聴しただけでは到底わからないと思う。ライブを見ないとわからないというバンドに出会うのは本当に幸福な瞬間だ。vijonに頑張って残ってて良かった。
★★★★



TJ

deadeye dick @ 北堀江vijon

deadeye dickを楽しみに、vijonに着き、階段を降りると

「再入場禁止」
入り口の扉にでかでか貼っていた。さらにその扉を開けた先の、中の扉にも「再入場はできません」と貼ってある。
deadeye dickの出演はトップバッターで18時。もうひとつ観たいと思ってたbarserker childern clubの出演は21時であることも覆面調査でチェック済みだった。しかし、というかやっぱりここは再入場禁止なのだ。vijonはいかなる日であろうと再入場禁止だ。
入場料を支払って、まるで見なかったかのように「再入場はどうしたらいいですか?」と聞いたが、当然のように「できないんです」と返答される。こんなこともあろうかと言う時の保険として鞄に忍ばせた西村賢太の文庫本はあったものの、はたして3時間も石の状態になれるのか、全く不安だったが、すでに時間は18時。
迷ってる暇はなく、「再入場禁止」の扉を開けて、致死に値するであろう密室ストレスを覚悟してフロアに入る。




deadeye dickは去年のBritish Pavilion出演の時以来。その時はギターウルフくらい泥酔っぷりで、かなりハイテンションのご様子だったが、さすがに今回はトップバッターということもあってシラフのようだ。

曲はほとんど入れ換わってて、ギターやシンセのリフを効かせた明るめでPOPな曲に統一されていた。
以前はダブステップっぽいアプローチの曲だったり、マッドチェスターっぽいのだったりいろいろな印象の曲が混ざっていて、面白くはあったんだけど、やや散漫なのが若干気になっていたし、前身バンドのthe swallow の頃からしても、彼らはこういうスタイルが素直にハマっているので、良い方向性に進んでいる。

演奏も前よりかなりまとまっていた。deadeye dickになってから新しく入ったシンセもうまくバンドの音を補完している。シンセの音が前に出過ぎないのが、嫌味が無くて良い。あと流行りで使いがちなアナログな音をほとんど使っていない(たぶん)ところも個性を感じて良かった。

特に最後の2曲と宣言してからの、2曲が印象的な展開をする傑作曲だった。泥酔してなくても、良いライブだった!

ライブが終わった後、久しぶりにdeadeye dickのメンバーと懇親した。
遠藤ミチロウと共演したり、先月にはthe whipsの来日イベントにも出演してたり、いろいろな所に出演している近況を尋ねると、
「vijonでやる時はだいたいテキーラパーティーです。1人1本づつテキーラ空けるんですよ。先月the whipsの時も”自分らが楽しかった”という記憶しかありませんね」
という相変わらず刹那的な活動をするdeadeye dickの面々たち。

実はパーカッションのメンバーが居るらしく(職業が船乗りのためこの日は不在)、全員そろったライブも見たい。
6月には新しくレコーディングをするらしく、音源も楽しみ。



ベースの高田君が、知り合いがやっているという、うまいカレー屋を紹介してくれた!近いうちに必ず行く!

TJ

プロフィール

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TJ
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非公開
自己紹介:
since 2008.

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